不正行為

以下、空想劇場


一般にタイピングの記録の認証において最も困難なのは「その記録は人が打ったものである事を証明する」事だと思う。


単純な解決策で「オフラインで打ってみせる」というのがあるが、今時のオンラインな環境とはまったくかみ合わないのが欠点。口裏合わせられたら分からないしね。


「記録送信に手元動画を添付すること」も一つの方法だけども現実的には厳しい。
参加者の負担が増えるのもアレだけど、それ以上に管理側は死ねる。あと、動画なんて編集可能なんだから〜と疑い出したらキリがない。


2つを足し合わせた「打ってるところをリアルタイム配信」がまだ現実的かな。
しかし誰がその記録を承認するのか、という問題は解決していない。承認の権限を持つ人が打つ人の都合に合わないとダメってのも大変。記録を出しても誰も見てなかったらアウトってのも酷い話だ。


ネタは沸けども、決定打はなし。
各人のモラルと緩い相互監視・相互信頼でなんとなくそうなってる、のが現実だろうか。
記録のほとんどは信用できると思ってるけど、保証の出来る他人の記録なんてのもほとんど無い。


タイピングを「人が競い合うもの」にするのなら避けては通れない問題。
思考実験では、マクロが作り易いわりに見抜き難い。露骨なのは適当に上限をつければ十分だろうけど、手を掛けた人っぽいマクロはたぶん手に負えない。
これに比べれば違法な配列なんてものは、中の人が使うために努力してる分だけマシだと思える。


こんなことを考えてるなんて酷い奴だよね。